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夏の雄蟹(オスカニ)が美味しい理由

こんにちは。竹崎蟹で有名な佐賀県太良町にあります蟹御殿です。毎々お世話になっております。本日は夏の雄蟹がなぜ美味しいのか?という理由をご説明させていただきます。
食べ物には旬というものがあります。夏の雄蟹はまさに旬。普段よりも身が甘いのです。甘いのは、その身だけではありません。カニ味噌も甘いのです。夏の蟹は8月の終わり頃、動きが活発になります。カニたちが餌を取るために動きはじめます。夏の雄蟹は主食の海藻類が日なたでアミノ酸たっぷり食べるので味噌も身も甘いです。毎年、9月10月の雄がにの味噌は絶品です。この時期の雄蟹は食欲旺盛です。すくすく育った雄蟹をありがたくお召し上がりください。

蟹の味噌って臓器

ところで、身の美味しさもさることながら、甲羅の裏にある濃厚なミソ(カニ味噌)の味わいもカニの魅力の一つです。

このカニ味噌は、カニの脳みそではなくて、内臓にあたる部分のことを表現しています。中腸腺または肝膵臓と呼ばれる部分にあたり、人間の肝臓やすい臓と同じような働きをしています。なので、ミソよりもキモと言った方が、表現としては正しいです。